オランダのコーヒータイム

第11回ソレンユトールコンテスト銀賞
美術画法ミラノ版(イタリア杯本)「残すべき遺産」掲載
国際美術展展示(神戸/台湾国立中正記念堂)

花園に包まれながらゆっくりとした午後のひと時をすごしたい。緑と赤の地色で、おしゃべり好きなオランダの人たちのコーヒータイムの楽しさをデザインしました。

ジャッジメント　女神の愛

真実の女神様はいつも心の中にいて私たちを守っています。

ヒンデローペンの４人の女神歴史のロマンに魅せられて

インターナショナル　アーティスト　グランプリ
ミレー友好協会優秀賞
フランス本部展でボザール賞

オランダ由来の特殊な絵画技法の伝統工芸である「ヒンデr-ペン」の歴史のロマンに魅せられ愛し続け、その虜になって絵筆をもって描き続けている作家である。拝見すると区画された空間ごとにシンメロリー構図の中に女神がいて、天使や動物を従え、華麗な植物により花の宴が演じられている。綿密な陰影を伴った立体の印象を持つ表現で、円形画面の周りを典雅な唐草文がぎっしりと囲み、抑揚の律動が際立って感じられ、大変にエレガントである。
文/長谷川栄

ヒンデローペンの園遊ぶ天使たち

楽しそうに森の中で遊ぶ天使たち。ちびちゃんはいつも遊びの天才です。希望のすべてです。

ヒンデとガルーダ

ヒンデローペンは家具の彫刻から生まれた影と光によって構成された技法です。大理石模様にシャドウ技法で立体的な彫刻のような作風に仕上げました。中央の神の鳥、ガルーダは人々の守り神として信仰の中に在りました。

ヒンデロ-ペンの正義の女神

オーストリア名誉芸術賞　日蘭交流栄光賞(オランダ・アムステルダムにて)

思い描けず、たくさんの賞を頂いた作品です。すべて正義をもって判決を下す女神は裁判官の意味を持ち、すべての上に立っています。女神の顔はややきつく威厳をもって描きました。孫たちのおもちゃ箱にはいつも正義の女神さまが描かれています。いつも公平に子供を叱れるように見つめているのは、もちろんお母さんです。

幸せを運ぶ使者

花や小枝をくちばしにくわえた鳥のモチーフは古今東西を問わず、幸せを運ぶ使者として人々の信仰に在りました。中心のガルーダは神の鳥と呼ばれ、インドネシアの国鳥になっています。オランダでは昔、子供の木のランドセルに彫刻したり、ベットや玄関に描かれていました。オランダの黄金期、交易を通じ中国やインドの文化がオランダのヒンデローペンで出会い、融合していく歴史のロマンと郷愁を表現しました。

藍の世界

2006年美術画法掲載作品

イタリア式芸術鑑賞より評価を得た作品です。奈良の国立博物館で藍染め展で出会った日本の藍の世界とヒンデローペンの技法カントスタイルの世界が重なり合い、その感動をデザインし表現しました。

ヒンデの森 -鹿の憩う森-

奥深い森の中、咲き乱れる草花の中に鹿が遊び、エンジェルが笛を吹きます。イミテーションゴールド技法で家具としてのインテリア性を表現しました。テーブルの脚はペーストと絵の具を混ぜて「盛り上がり技法」で彫刻をイメージしました。

花のサイドテーブル

両サイドが折りたためる便利なサイドテーブル
可愛らしい、花畑のようなお部屋のアクセント。

貴賓室のワルツ

美術画法5f3号に掲載

華やかな宮廷の片隅に置かれた小さなチェスト。そこは花や小鳥がワルツを楽しんでいる小さな貴賓室。ヒンデローペンのモチーフと周りの「盛り上がり技法」が、モチーフのデザインとよく調和して、作品に落ち着きと華やかさ、ヨーロッパ的な品格を表現することが出来ました。

ファンファーレ

ごく短い華やかな楽曲が聞こえてきそうな華やかな一日の始まり、ベットサイドに置かれて、今日一日の始まりです。

東洋の香り

美術画法53号掲載

第12回アートアカデミー銀座画廊で展示

ヒンデローペンのモチーフを使って、東西文化が融合できるかをデザインしました。今、東洋人の私がヒンデローペンに何か郷愁を感じて筆を運ぶ時、勝手ヒンデローペンがその技法や彩色の中に取り込んだ東洋的感覚が蘇り、自然と表現されて、日本の家具に溶け込んでゆくことに驚いています。周りの「盛り上がり技法」は彫刻に源流を持つこの技法の再現を試みてみました。サインはゴーギャンの玄孫のもの。